LABRICO

DIY

和室(畳の部屋)にラブリコで棚を制作する

「和室(畳部屋)にラブリコ-LABRICO-」の第二弾です。
身の回りに置いておきたいが、現在リビングにしている和室は6畳。
限られたスペースの解決は「上にあげる」という手法になります。
というわけで、皆様の大好きなラブリコによる棚を作成しました。

こんな方におすすめ

  • 畳の部屋にラブリコを検討している方
  • ラブリコを使用した棚を検討している方
  • 壁面収納を検討の方
  • 棚板の高さが変更できる棚を作りたい方

 

1.壁面収納の増設

今回は、部屋の端にある壁にラブリコを設置します。
ラブリコはご存じの通り木の柱を突っ張ることで取り付けることが
できる金具です。
自由な発想で収納を作ることができる反面、加工の手間や材料費
が発生します。
壁面に棚が欲しい場合は、市販の壁面収納棚を購入するのも手です。

しっかりとした壁面収納のようなものも販売されています。
仕上がりはかなり良い雰囲気になりますが、組み立ては少々手間です。
(電動ドライバーはあったほうがいいと思います)
分解はできますので引っ越しにも対応できます。

収納を増やすだけなら、もっと簡易なものでも十分という場合があります。
つっぱり棒を使うタイプであれば取り付け難易度も低くなります。

壁が石膏ボードであればピンを使用して棚を作ることができます。
この場合で注意するポイントは、ピンが刺さるか?です。
押しピンなどで事前に確認する必要があります。

今回は、コスト面と設置位置の状況からラブリコを選択しました。
設置位置の天井高さが左右で大幅に異なっていることもポイントでした。
こういった自由度があるのはラブリコならではだと思います。

2.畳の上にラブリコを配置

前回同様、畳の上に設置となります。
手法は前回と同様です。

1)床面の処置


パイン集成材を床面替わりに使用します。
その下には、すべ入り止めと畳の保護ということでマットを置き
マットとパイン集成材の間にすべり止めを設置します。
パイン材は2x4の柱とともにホームセンターで入手します。
板のようなある程度の長さがあるものをまっすぐにカットすることは
面倒なので、設置場所を測定してカットサービスを利用しましょう。



2)転倒防止の処置


通常、ラブリコは床面側も突っ張りになっています。
それでも十分な強度がありますが、ズレや転倒が気になる場合はねじ止め
することも一つの手です。
今回は棚板を用意しますので、転倒方向の加重は前に倒れこむ方向です。
この方向に強度を得られるような金具を検討した結果、今回はこちらの
金具を使用しました。
2x4(柱)は横からと前からでねじ止めができます。
床面についてはパイン集成材にねじ止めです。

3.2x4をカットする

1)カットするための方法

前回の記事にも書きましたが、ラブリコを設置する際に重要なポイントとして
「まっすぐカットする」ことが必要です。
2x4は加工がしやすい木材ですが、一般の方がまっすぐにカットすることはなかなか
難しいものです。
もし長さが確定していれば、ホームセンター等のカットサービスを利用することを
お勧めします。
私の場合は前回購入した鋸を利用しています。

こちらの鋸は、まっすぐカットするための金具が付属しています。

2)カットの長さ

カットの長さは公式では「-95mm」となっています。
これは、下部につけるキャップ上のカバーによって上がる高さも
含まれています。

個体差はあると思いますが、上部のアジャスタ部は80㎜程度です。
あまりギリギリにカットするとアジャスタで調整が難しくなりますので
注意です。
畳の場合は沈み込みもありますので、あまり緩いと後ほど困ります。

4.棚板の検討

今回は、高さの変更できる棚板にします。
高さを変更できる方法としてはいくつかありますが、簡単に取り付けができる
ものをチョイスしました。

1)金具の購入

ホームセンターで購入の市販の金具です。



2)棚板の取り付け


棚板はコスト重視で桐の板にしました。
幅は販売されている幅の600mmがちょうどよかったのでこのままで使用します。
必要があればカットサービスを利用しましょう。

この金具の場合、チャンネルサポートの溝に棚板の金具を差し込みます。
棚板は複数枚作成するので金具の取り付け位置がずれるとうまく嵌りません。
柱に取り付けるブラケットも左右を並行につける必要があります。
今回は面倒なので、棚板の端に合わせることで取り付け位置を同じ位置に
なるようにしました。


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